学級崩壊とは
学級崩壊とは
小学校において、授業中立ち歩きや私語、自己中心的な行動をとる児童によって、授業が成立しない現象をいう。定義のポイントは、学級崩壊は小学校現象であること。中学校現象は“新しい荒れ”や“授業崩壊”として理解した方がよい。なぜなら、「学級崩壊」現象は、言葉をかえて表現すれば、“学級王国の崩壊”と いう側面を強く内包しているからである。つまり、中学校は、小学校のように全教科担任制ではなく、教科担任制であるために、九教科九人全員の授業が特定のクラスで崩壊するなどということは、構造上も経験的にも起きない。万一、発生するとしたら、それは、「学級崩壊」ならぬ「学年崩壊」と称した方が実態に合致しているのではないか。角度をかえていえば、九人もの教師が一つの学級に出ていれば、誰かがその“ほころび”に一早く気付く。気付けば、すぐに学年会議で話題にし、分析と対策の手を打つ。小学校のように、一人の担任が、学級運営から授業まで、すべてを閉鎖状況の中で責任を負わされるということがないからである。問題状況が発生すれば、一人の認識に閉じ込めようがなく、九人全員の認識に広がる構造を持っているのだ。風通しがよい分だけ、早期発見・早期対応が可能だ。たとえ、崩れた授業があっても、多くて三教科といったところではないだろうか。